- 目次
- フリーランスのコーチから卓球場立ち上げへ
- コンセプトは「アメリカのジム」 個室で秘密のレッスンも
- 「フラッと来てほしい」用具の無料貸し出しOK
- コーチ陣が楽しみ、お客さんにも良いサービスを
- 都筑ふれあいの丘駅から卓球空間FunTableへの行き方 >
フリーランスのコーチから卓球場立ち上げへ
―小林さん、よろしくお願いいたします
お願いします!
―まずは自己紹介をお願いします
「卓球空間FunTable」店長の小林宏彰と申します。
―小林さんの卓球との出会い、「卓球空間Funtable」をつくった経緯を教えてください
卓球は中学生から始めて大学までやっていて、元々そこで卓球をやめようと思っていたので、就職してからは1年間やめていました。卓球とは全然関係のない船会社に就職したんです。6年半ぐらいその会社に勤めていたのですが、社会人になって1年後には趣味程度でまた卓球を始めるようになりました。
社会人として働いていた6年半は、選手としては卓球をプレーしていたのですが、特にコーチングなどはやっていませんでした。そんな時に、知り合いの方から「コーチを探している」というお話をいただいて、勤めていた退職をしてフリーランスで最初コーチをやることになりました。
いろいろな方を教えていく中で、ありがたいことに「私も個人レッスンをしてください」という方がどんどん増えてきて、教えている方の中に弊社の社長の息子がいたんですよ。
社長も元々卓球をやっていた方で、そんな出会いもあって「スタッフとして会社に入社しないか」と声をかけていただいて、まず最初は卓球の通販の事業から始めることになりました。
通販をやりながらコーチングも同時に並行してやっていて、週の半分はコーチング、半分は通販というバランスで両方の仕事をしていました。その中で、弊社の目標として「卓球場を自分たちでやる」というものもあったので、卓球場を立ち上げるというタイミングになったときに、僕も日本卓球協会のコーチング資格を持っているので、店長にさせていただいて、コーチングをできる人間を集めてここを立ち上げた、という形です。
―「卓球空間FunTable」という名前にはどんな思いが込められていますか?
やはり、卓球って根本的に楽しいなと個人的には思っていて、小さい子供からおじいちゃんまで同じ試合に出られるスポーツってなかなか卓球以外にないんですよね。全く同じルールでハンデなどもなく、同じ試合に出るってあんまりないじゃないですか。そういう意味でも、卓球は生涯スポーツとして素晴らしいスポーツだなと思っています。
楽しくて素晴らしいという意味で、「Fun」が楽しむ、それと素晴らしいという意味の「Wonderful(ワンダフル)」という単語を掛け合わせて、それに「Tabletennis」から「テーブル」を取って、ワンダフルに近い語感で「FunTable(ファンタブル)」という造語にしました。「卓球を楽しむことは素晴らしい」という意味が込められています。
コンセプトは「アメリカのジム」 個室で秘密のレッスンも
―卓球所を作る際にこだわったポイントなどあれば教えてください
できるだけ卓球場っぽくないつくりにするということを弊社の代表とも話していて、内装はデザイナーさんにお願いして作っていただきました。
ありきたりの卓球場というような作りにはしないで、「アメリカのジム」をコンセプトにデザインをしています。多くの卓球場が扉を開けたら台があって、端っこに受付があって、という形が多いんと思うんですけど、FunTableは玄関があって受付があって、廊下があって奥に卓球台があるという感じです。
あとは、こだわったポイントとして個室があります。個室がある卓球場ってなかなかなくて、レディースの方とかだと横の繋がりが広いので、「あの人に練習してるのをバレたくない」という方も結構多いんですよ。
見た目的にも内装をおしゃれにしているので、それこそデートみたいな形で2人できていただいて個室を使うこともできます。初心者の方が初めて卓球場に来て、バリバリの経験者が横にいるとやりにくいと思うので、そういうときにうまく個室を活用してもらえたらなという思いがあります。
―他に内装や機能面でこだわったポイントなどはありますか?
床に少し柔らかい素材の「レックスコート」を使っていて、これはバスケットボールの試合などで足を痛める人が多いので、そういうところに使われているような素材です。なので、比較的足腰への負担が少なくプレーすることができます。卓球は若い方だけではなくて、お年寄りの方とかも来られるので。卓球ってすごく体に負担のないスポーツって思われがちなんですけど、繰り返しやっていると蓄積されていくので。少しでも体にいい素材のものがいいかなと思いまして、そこにはこだわってレックスコートを採用しました。
―営業内容についても教えていただけますか?
年末年始だけ数日お休みをいただいていますが、基本的には年中無休で営業をしています。営業時間は朝9時から夜9時までです。東京都大田区の六郷土手にももう1店舗(駅前卓球スタジオFunball)あるので、そちらでも営業をしています。
内容は、個人レッスン、グループレッスン、あと月謝制のグループレッスンと、ジュニア教室の4つがメインですね。台貸しもやっています。
あとは30分間の無料体験というのもやっていて、初めていらっしゃるお客様に、どんなことで困っているかというのをヒアリングをしながらやっていきます。
初心者の方だと、持ち方など初歩的なところからサポートさせていただきます。経験者の方ももちろんおられるので、そういう方には「最近の悩みはどんな悩みですか」「どういうことを目標にしてますか」というのをヒアリングして、30分間アドバイスさせていただくような感じです。
「フラッと来てほしい」用具の無料貸し出しOK
―レッスンの日にちなどはそれぞれ決まっていますか?
基本的には毎日バラバラです。月謝制のグループレッスンとジュニア教室は固定なのですが、個人レッスンとグループレッスンに関しては、毎日バラバラに入れています。その方がいろいろな方が入りやすいです。
―お客さんではどういった層の方が多いですか?
女性の主婦層の方が多いですね。コロナ禍になる前は中学生とかも結構多かったんですけど、やはり大会がなくなったりしたことがきっかけなのか、卓球熱が数年前の子たちよりも少し低くなっている気がします。なので、コロナ前より今は中学生や小学生が少し少ない気はしますね。
主婦の方はコンスタントに来ていただいていて、土日ですと比較的男性の方が多いですね。年齢層で言うと40代後半から70代ぐらいの方が多いと思います。
―用具の貸し出しなども種類が豊富ですよね
そうですね。初心者の方がラケットやシューズを持ってこなきゃいけないというと、結構ハードル上がるというか。シューズも結構かさばりますし、ラケットも買ってから卓球場に来なきゃいけないとなると大変ですし、なそこまで本気じゃないのにラケット買うのって嫌じゃないですか。なので、ウチとしては、本当にフラッとこの辺りを通って「空いてたから卓球やろうぜ」っていう人にすごく来てほしいんですよ。
フラッと遊びに来てくれて、「卓球が楽しかったよ」と思ってくれる人が増えたら、卓球もメジャースポーツに近づけるかなと思いますし。そういう意味では手軽にレンタルできる用具があった方がいいかなと思っています。
―スタッフ陣が対応できる戦型や技などはどんなものがありますか?
比較的、どの技術についても全スタッフ対応できるので、技術の偏りは少ないと思います。その中でお客さんに選んでいただく基準があるとしたら、「表現」かなと思っています。教え方や言い方が自分にしっくり来るか来ないかというのはあると思うんですよね。
例えば、「5」という答えを導き出すのに、「2+3=5」と出す人もいれば、「7-2=5」を出す人もいると思います。辿りつく先は同じなんですけど、表現は違いますよね。どちらの方が自分に合っているか、足し算の方がやりやすいのか、引き算の方がやりやすいのかというのは人によって違うと思うので。そこはお客さんにうまく選んでいただけたらなとは思っています。
コーチ陣が楽しみ、お客さんにも良いサービスを
―「卓球空間FunTable」を運営していく上での信条や理念を教えてください
基本的には自分自身も楽しまないとコーチングはできないと思っています。もちろんふざけるとかそういう方の楽しさではなく、卓球自体を純粋に楽しんだり、あとは、生徒さんやお客さんの成長とかを純粋にコーチ目線から見て、こういうことができるようになったというのを楽しんだりしています。コーチ自身ができるだけ楽しみ、かつお客さんにいいサービスを提供できるように、ということを心掛けています。
ただ強くなればいいという考え方もあると思うんですけど、例えば80歳の方を上達させるという目的でガチガチに怒っても、楽しくないじゃないですか。もちろん「オリンピックを今から目指します」っていう選手ならまた話は別だと思うんですけど。僕自身もお客さん自身も楽しみながらプレーするということを理念として置いています。
―最後に「卓球空間FunTable」のアピールポイントとお客さんへのメッセージをお願いします
卓球空間FunTableの目標は卓球の裾を広げていくことです。なので、初心者の方でもぜひ来ていただきたいです。あとは今卓球をやっていて、少し悩んでいる方にも来ていただきたいですね。用具の悩み・打法の悩み・戦術の悩みなどいろいろな悩みがあると思うんですけど、各スタッフがそれぞれにお答えできると思うので。先ほどのお話させていただいたように、個室などの設備もあるので、悩みを打ち明けること自体を横にいる人に聞かれたくない、恥ずかしいというようなことであれば、プライベート空間でそういった悩みを受け付けることもできます。
コーチ陣もガチガチに指導するというタイプではないですし、楽しくやっているので、本当に多くの方に来ていただきたいです。世界卓球などもあり、卓球自体の注目度というのも上がってくると思いますし、いろいろな方が「卓球やってみたい」という気持ちにもなってくると思います。その「やってみたい」という気持ちが冷めないうちにぜひ来ていただきたいです。
「卓球をやりたい」と思った瞬間に電話ください!お待ちしております!
―ありがとうございました
ありがとうございました!
【卓球空間FunTable】
住所:〒224-0061 神奈川県横浜市都筑区大丸4-27 グランメール21 2F
最寄り駅:横浜市営地下鉄グリーンライン「都筑ふれあいの丘駅」より徒歩3分
営業時間:9:00~21:00(不定休)
MAIL:yarita@element.gr.jp
TEL:045-948-5271
ウェブサイト:https://funtable.info/
都筑ふれあいの丘駅から卓球空間FunTableへの行き方
➀都築ふれあいの丘駅の改札を出ると、目の前にローソンがあるので、左手にある道をまっすぐ進みます。
②しばらく進むと左手に郵便局が出てくるので、さらにまっすぐ進みます。
③陸橋が出てくるので、渡ります。
④陸橋から左側を見ると、マンションの二階に卓球空間Funtableの看板が見えます。
⑤陸橋を渡り切った左側に階段があるので、その階段を1階分降りると卓球空間FunTableに繋がっています。
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