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  • 投稿日

    2022/12/8

  • 技術・練習方法

【森薗政崇監修】卓球のバックハンドの打ち方を徹底解説!!【ミート打ちとドライブの種類別】

 卓球の得点パターンは数多くありますが、フリーハンド(ラケットを持っていない方の手)側のボールをうまく返す技術として、非常に重要になってくるのが「バックハンド」です。最近では多くの選手が活用するようになってきているバックハンド。卓球ではフリーハンド側に返球されるケースが非常に多く、バックハンドをマスターすれば勝利に近づくといっても過言ではありません。

 今回はそんなバックハンドでのプレーについて、Tリーガーであり日本代表経験もある森薗政崇選手が大解剖!打ち方のコツや気を付けるべきポイント、練習方法などについて分かりやすく解説をしていただきます。

森薗政崇 選手
解説

森薗政崇 選手

1995年4月5日生まれの27歳。東京都西東京市出身。青森山田高校、明治大学卒。BOBSON所属。中学1年から大学4年まで10年間、ドイツ・ブンデスリーガでプレーし、2018-19シーズンからはTリーグ岡山リベッツでプレー。男子ダブルス最高世界ランク1位。

目次[ 閉じる ]

バックハンドの打ち方の種類

 バックハンドには主に2種類の打ち方があります。「ミート打ち」と「ドライブ打ち」です。

ミート打ち

 「ミート打ち」はラケットを立て、ボールを弾くように強打する打ち方で、無回転に近く直線的なボールを打てることが特徴です。相手が返球しづらいボールの性質になることから、バックハンドでよく使われる打法です。

ドライブ打ち

 バックハンドでの「ドライブ打ち」は、バックハンドで得点を取る手法として非常に有効です。ラリーを続けるだけではなく、ここぞというときに活用できる技術なので、習得すると非常に有効です。

ミート打ちのポイント

 ここからはミート打ちで大切になるポイントを紹介していきます。

➀へその前にラケットを持ち、打ちたい方向にまっすぐラケットを出す

 ボールを体の中心に来るようにポジショニングすることで、精度の高いミート打ちが可能になります。

②ラケットの角度は垂直、もしくは少し下に傾ける

 ラケットの角度は90度に近い状態か少し傾ける程度にするのがベストです。そうすることでラケットの面でしっかりとボールをとらえることができ、スムーズな打球ができます。

③肘を支点にして、手首を少し曲げてリラックスした状態でラケットを握る

 肘を支点にすることで、ぶれずに安定したスイングが可能となります。また、手首を少し曲げてラケットを持つことでコントロールしやすくなります。

④コンパクトにスイングする

 コンパクトにスイングを行うことで、正確にコントロールができるようになり安定した打球ができるようになります。

⑤高い位置でボールを打つ

 ボールが頂点に来るタイミングでミート打ちをすることで、威力のある打球が可能になります。また、高い位置でボールを打つことで安定性が上がり、ネットミスも減らすことができます。

ラケットはへその前で持つように意識する

バックハンドドライブの打ち方のポイント

 ここからはバックハンドドライブ打ちで大切になるポイントを紹介していきます。

➀~④はミート打ちと同じことがポイントなります。

⑤低い位置でボールを打つ

バックハンドドライブは頂点に達した後のボールを打つことが重要です。ボールが頂点から下降し始めたことを確認してから打球するようにしましょう。

⑥ボールをしっかりこする

 バックハンドドライブはミート打ちとは違い、ボールをこすることで前進回転をかける技術です。

 スイングの際にしっかりと前進回転をかけられるように、ボールをこする感覚を身につけることが重要になってきます。

肘を支点に手首のスナップを利かせてスイングする

バックハンドの練習方法

 ここからはバックハンドの練習方法を紹介していきます。

 ミート打ちではタイミングやボールを打つ打点の高さが重要になります。多球練習でミート打ちの感覚を養い、ラリー練習ではツッツキやブロックで返ってきたボールをミート打ちするという実戦に近い形で対策を行うのが良いでしょう。相手の返球によってミート打ちのタイミングや打点も変わってくるので、さまざまなシチュエーションを想定して練習をすることが重要です。

 バックハンドドライブは前述したようにボールをこする意識が大切です。ボールをしっかりとこすり、強い前進回転をつけられるよう、適切なラケットの角度やスイングを身につけましょう。スイングの仕方についても、下から振りすぎても上から振りすぎてもミスにつながってしまうことがあります。ちょうどよい角度やスピードの振り方を身につけ、繰り返し練習をすることが重要です。

多球練習やラリー練習を繰り返すことで習得する

【まとめ】バックハンドを習得すれば攻撃パターンが増える

 いかがでしたか?今回は男子日本代表・森薗政崇選手の解説による、卓球のバックハンドの打ち方をお届けしてきました。

 バックハンドは、ラリーを続けて次なる攻撃に備える打法のひとつです。その一方で、ミート打ちやドライブを活用する攻撃性のある得点パターンのひとつでもあります。得点が取れなくて悩んでいる方や攻撃面でさらなるスキルアップを目指している方は、ぜひバックハンドの技術を磨いてみてくださいね。

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