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  • 投稿日

    2022/5/27

  • コラム

【卓球場紹介】マンガにキッズルーム、ゲーム…初心者でも入りやすいアットホームな雰囲気が魅力 東京・八王子—卓球ラウンジぴんぽん―

 東京都八王子市大楽寺町にある「卓球ラウンジぴんぽん」。ビルの窓に描かれた大きなラケットが目印のこのお店は、店長の小管千鶴さんと専属コーチの小管清彦さんが夫婦で経営している卓球場だ。
 
 階段を上り2階にある店舗に入ると、まず目に入ってくるのは広いラウンジスペース。イスとテーブル、ソファーなども完備されており、お客さんがくつろぐことができる。その他にも小さな子供が遊べるキッズスペースや、「鬼滅の刃」「SLAM DUNK」など往年の名作が読めるマンガスペース、駄菓子をゲットできるクレーンゲームが備えられたゲームスペースなど、他の卓球場では見られない楽しい仕掛けがたくさん施されている。
 
 今回はそんな小管さん夫婦にインタビューを実施し、「卓球ラウンジぴんぽん」をオープンするまでの経緯や、卓球への思い、今後の展望などについてたっぷりと語ってもらった。

卓球ラウンジぴんぽんの外観
目次[ 閉じる ]

子育てが卓球場コンセプトのきっかけに

―小管店長、小管コーチよろしくお願いいたします。

(小管千鶴店長:以下「店長」)よろしくお願いします!

(小管清彦コーチ:以下「コーチ」)よろしくお願いします!

インタビューに答える小菅千鶴店長と小菅清彦コーチ

―まずは、小管店長がこの「卓球ラウンジぴんぽん」を作った経緯を聞かせていただけますか

(店長)そうですね。最初から話すととても長いです(笑)。

私が卓球を始めたのは高校生の頃でした。ただ、その頃は卓球はそこまで強かったわけではなく、将来卓球を続けるかどうかも微妙な感じだったんですけど、社会人になって高校のOGたちで社会人卓球チーム作って、高校卒業後も少しだけやるようになったんですね。

そのチームの中で、ホームページを作ったんです。そこにたまたま旦那(小管コーチ)が応募してきて(笑)。

―そこでお2人は出会われたんですね

 (店長)そうなんです。ホームページの掲示板で出会ってそこで繋がって、(小管コーチが)卓球がすごく上手な人だということが分かって、そこから私も卓球をちゃんとやりたいと思い始めました。

 まだ、そのときは卓球場を経営するなんて考えていなかったです。でも20歳ぐらいの頃から、起業したいと思うようになりました。そこから起業するためにどんなことを自分がスキルとして持っておくべきかということを考えていて、インターネットの世界であったり、会計や経理のことなども知っておかないといけないし、経営者になるためにいろいろ知識を得られる環境に身を置いてきました。

 そのおかげでいろんなことが自分でできるようになって、そんな中でたまたま主人と出会ったことで、卓球というものが自分の中で大きな存在になっていきました。最終的に主人と結婚するときに、「私、卓球場作りたいんだけどいい?」という話をして「じゃあ一緒にやろう」みたいな感じで結婚しました。なので、卓球場を作ることは結婚したときの条件でした(笑)。そして、2019年の10月にオープンしました。

―どんな卓球場にするかはどうやって決めたんですか?

 (店長)卓球場を2人でやろうと決めたのですが、どんな卓球場にするかというコンセプトはまだ何もなかったんです。普通に卓球場をやるとしても、金銭的な面がとても心配でした。そこで、何かちょっと異色なものをやりたいなって思っていましたが、どうすればいいのかは分かりませんでした。そんな時、自分たちに子供が生まれて子育てをする中で、「子供が連れていける運動施設があったら面白いよね」と思うようになりました。そして、その考えが最終的に「卓球ラウンジぴんぽん」のコンセプトになりました。

―ご自身の実体験から卓球場のコンセプトが生まれたんですね

 (店長)そうなんです。子供たちからすると、かなり心をくすぐられるものがたくさんあって、ここに来て1日いても飽きないと思います。実際、お客さんが欲しい場所ってこういう場所なんじゃないかなって思います。

 居場所を作ってあげるじゃないですけど、子育てが大変なパパさんママさんのために運動できるところを提供してあげたいという思いもありますし、「道場」というガツっとした場所だと、初心者の方とか初めて卓球やりたいと思った方が、入りづらいと思うんです。

 特に卓球なんて暗めのスポーツという印象で語られてしまうんですけど、「卓球ラウンジぴんぽん」は見ての通り、ガラス張りですごく明るい店舗作りをしています。ポップな看板をつけて、初心者の方や未経験者の方が来やすいような雰囲気づくりを心掛けています。

ゲームで“遊び心”「子供たちの反応すごくいい」

―クレーンゲームが置いてあるのもすごいですよね

 (店長)あれは子供たちのために設置したものです。やっぱり「卓球ラウンジ」というからには、ちょっと遊び心が欲しいと思いました。ただ卓球やるだけだと子供たちは飽きてしまうんですよ。いくらキッズスペースがあるといっても、子供たちは何かワクワクするものが欲しいんですよね。そこにドカンと1台ゲーム機があるだけですごく盛り上がるんです。

 ゲーム機の中には駄菓子やおもちゃが入っているんですけど、ちょっと前までは卓球用品入れていたんですよ、ラバーとか。その時はびっくりするくらい赤字で(笑)。すぐやめちゃいましたけどね(笑)。

 子供たちの反応もすごくいいです。ゲーム機があるとないとでは、やっぱり違うなと思います。

入り口付近に置かれているゲーム機

―「卓球ラウンジぴんぽん」というお名前に込めた思いを教えていただけますか

 (店長)「道場」っていう雰囲気にはしたくなかったので、「ラウンジ」というカジュアルな名前を付けました。アットホームさがあって、卓球以外のこともできるっていう意味合いでの「ラウンジ」になっています。「ぴんぽん」とひらがなで付けたのは子供でも読めるようにですね。

居心地は最高!こだわりのラウンジスペース

―店内では、どういった部分にこだわっていますか

 (店長)ユーザーの目線で店作りをしたところもコンセプトとしてはあって、まず店に入ってきたらガラス張りでとても明るいフロアですね。そして、一番のこだわりはやっぱりキッズスペースがあるというところですね。普通はこのスペースにもう1台、卓球台を置けるんですよ。その方が費用対効果は良いでしょうね(笑)。

 ラウンジスペースは無料で使用可能ですので、遊びに来るだけとかでも全然OKです。キッズプレイルームみたいに使っていただいてもいいですし、あとは交流の場なので、ここでみなさんお話ししながらくつろぐのもいいと思います。待ち時間に漫画を読む人もいらっしゃいますし、居心地はめちゃくちゃいいです。ここに朝から晩までいた人もいるくらいなので(笑)。飲食もしていただけますので、お弁当持ってきてここで食べていただくこともできます。

ラウンジスペースには広いキッズプレイルームも
漫画なども用意されている

―お客さんはどんな方が多いですか?

 (店長)今は家族連れよりも、シニア層の方が健康維持の目的でいらっしゃることが多いですね。土日にいらっしゃるお客さまの層でいうと、やっぱり家族連れが多いです。経験者というよりは、初心者の方がほとんどです。「初心者が入りやすい店作り」というのを目指していたので、そこはうまくいっていると思います。

―お店のスタッフは小管店長と小管コーチのお2人ですか?

 (店長)そうですね。

台貸しにレッスン、練習パートナーもコスパ◎

―営業内容を教えていただけますか?

 (店長)営業内容は大きく分けると「台貸し」と「レッスン」の2つですね。台貸しは1人1時間500円。レッスンでは、個人レッスンが1時間4,000円でグループレッスンが1時間2,000円です。子供だと個人レッスンで1時間2,000円、グループレッスンで1時間1,000円でやっています。都内では、かなり安いほうだと思います。さらに、グループレッスンだと月謝制も選ぶことができます。月謝制だともっとお得になります。とにかくサービス精神旺盛でやっています(笑)。

 (コーチ)安すぎていつもお客さんに心配されます(笑)。

 (店長)あとは、「ミニ大会」も開催しています。初心者に向けたビギナーズの大会と、あとは経験者に向けたシングルスのリーグ戦ですね。リーグ戦の方は、月に2回、毎月第2・第4土曜日に開催しています。ビギナーズ大会の方は年2回だけ、本当に初心者の方を対象にしたもので、経験者は出られない大会となっています。

 あとは、「練習会」というものもあります。ここでチームを結成しているので、その練習会が毎週日曜日の14時~16時に行われています。この練習会は誰でも参加できるようになっています。

 (コーチ)「練習パートナー」という、練習相手をするだけのメニューもレッスンとは別に用意してあります。こちらは店長が1時間1200円、コーチが1時間1700円です。「教えてもらわなくてもいいからちょっと試合前に練習したい」という方にはおすすめですね。無心でゲーム練習ができるのがいいポイントです。なかなかこういったことができる卓球場はないと思います。

 試合に向けて練習パートナーを求めてきてくださる方もいれば、「楽しくラリーやりたいからちょっと付き合ってよ」という感じで来ていただける方もいますので。誰が来ていただいても楽しんでやっていただけると思っています。

優しく丁寧なコーチ 表ソフトも対応できる

―営業日や営業時間は決まっていますか。

 (店長)営業日は毎週木曜日が定休日で、それ以外はほとんど営業しています。我々が子供の都合だったりで臨時休業をすることもありますが、基本的には年末年始も営業しています。

 営業時間は朝の10時から夜の8時までです。ただ、営業時間外もご相談によってはやります(笑)。夜に練習したいようなお客さんがいらっしゃる場合もありますので。

―どんなレッスンを得意としていますか

 (店長)初心者や初級者のお客さんが多いので、基本を丁寧に教えることができると思っています。コーチは教え方が優しく丁寧で上手です。なので、お客さんが寄ってきてくれるような感じになっています(笑)。

 人それぞれ癖などがあると思うんですが、それを悪いことだと思わずに、その癖を生かすレッスンをしてくれるんです。悪いところもいい方向に伸ばしていくような教え方をしてくれるので、教えてもらっていて気分が悪くなるようなことはないです。

 (コーチ)基本的には楽しくやりたいという方がいらっしゃることが多いので、基本を一から教えるっていうのはもちろんなんですけど、とりあえずラリーができればそれで充分卓球を楽しめますので。まずはラリーを続けてもらうことを第一に考えています。

 (店長)あとはコーチが表ソフトラバーが得意なので、表ソフトラバーの使い方であったり、逆に対戦するにあたっての対策というのは教えることができます。

表ソフトラバーのレッスンも得意な小管コーチ

卓球を通して地域のよりどころに

―「卓球ラウンジぴんぽん」のアピールポイントを教えてください

 (店長)「子連れでも来られる」「優しいコーチがいる」というのがおすすめのポイントです。あとは、経験者だと表ソフトラバーのレッスン・対策も受けることができます。ラージボールの練習・レッスンもできるので、ラージボールの愛好家も増やしていきたいですね。

 (コーチ)ファミリーで卓球を楽しむ人も来ていただければありがたいです。マシンもそろっているので、一人で集中して練習していただくこともできます。一人でふらっと来られる卓球場というのも売りです。経験者ではなくても、一般の方にも来ていただきたいですし、卓球を知っていただきたいと思っています。

―最後に、今後の展望を教えていただけますか

 (店長)早くコロナが終息して、たくさん子供たちが来てくれたらもっと楽しくなると思います。もっともっとたくさんの方にここを知ってもらって、利用してもらって、居場所にしてもらいたいというのが一番の思いですね。あとは周りにアミューズメント施設などもあまりないので、地域のよりどころになったくれたらいいなと思っています。卓球をやっていない方でもふらっと入ってきてほしいですね。

 (コーチ)地域の支えになりたいですね。

―ありがとうございました

 (店長・コーチ)ありがとうございました!

 今回は東京・八王子の「卓球ラウンジぴんぽん」の取材をさせていただいた。小管店長・小管コーチ夫妻の気さくでアットホームな雰囲気が、そのまま店舗にも反映されたような居心地の良さとおもてなしを感じることができた。

 初心者が入りやすいだけではなく、マシンなどもしっかり備えられており、経験者も実力を伸ばせる環境になっている。子供から高齢者まで、多くの人の「居場所」「拠りどころ」になっていくことは間違いないだろう。

【卓球ラウンジぴんぽん】
住所:〒193-0816 東京都八王子市大楽寺町584₋2 大楽ビル 2階
電話番号 :042-649-6886
営業時間 :10:00 〜 20:00
定休日 :木曜日
ウェブサイト:https://0pinpon0.jp/access/