2021年の東京オリンピックで水谷隼・伊藤美誠ペアが混合ダブルス金メダルを獲得するなど、盛り上がりを見せている日本卓球界。中国などの強豪国を破り世界一にたどり着いた卓球日本代表は、多くの日本国民に興奮と感動を与えてくれた。
そんな中、YouTubeの世界でも卓球を武器に勝負をしている人物がいる。
YouTuber「あおちゃんねる」こと菅原亜生さんだ。
「あおちゃんねる」は菅原さんが運営するYouTubeチャンネルで、登録者数は57,000人を超える(※2022年5月6日現在)。卓球あるあるや試合動画、質問コーナーなどが人気を博し、チャンネルの総再生回数は5,000万回を超える大人気チャンネルだ。
今回、ミングルス編集部では菅原さんへのインタビューを実施。生い立ちや卓球YouTuberになったきっかけ、今後の展望などを深堀りし、前後編の2回に渡って菅原さんの素顔に迫っていく。
「卓球以外のことも」大人気YouTuber「あおちゃんねる」が描く理想の未来とは?【インタビュー後編】
- 目次
- テニスに柔道、アクティブだった幼少期
- 中学2年で始めた卓球「卓球のことばっかり考えていた」
- 最初は「食レポ動画」 YouTubeを始めたきっかけ
- 「『卓キチ』さんは私のドラえもん」
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テニスに柔道、アクティブだった幼少期
―菅原さん、今回はよろしくお願いします
よろしくお願いします!
―まずは菅原さんの生い立ちから教えてください
はい。幼いころは外遊びが大好きな子でした。泥遊びをしたり、秘密基地を作りに草むらの中に行ったりとか、外で遊んだりするのが好きで。千葉県の田舎で育ったんですけど、砂嵐がすごいんですよ。サハラ砂漠みたいなレベルで砂が舞っていて(笑)。鼻をかんだら真っ黒で大変でした。
―小学生の頃はどんな子だったんですか?
小学校1年生の時に1か月だけテニスをやっていました。あとは姉の影響でバレエを半年間くらいやって、その後は柔道をやりました。
―いろいろやっていたんですね
柔道は2年生から6年生まで4年間ぐらいですかね。体格が小さかったので、いつも宙を舞っていました(笑)。大げさに言うと、自分の倍くらいの体格の子たちと取っ組み合いをするので、そのおかげで体力はついたかなと思います。
中学2年で始めた卓球「卓球のことばっかり考えていた」
―中学校では何かスポーツはやっていたんですか?
中学校1年生の時はソフトボール部に入っていました。
―意外ですね(笑)
キツすぎて1年ぐらいで辞めちゃったんですけど(笑)。顧問の先生が野球部出身で、「オラ行くぞ」みたいな感じで。それで、中学校2年生くらいから卓球部に入りました。中学校の時の成績は、団体戦で関東大会には出場しました。
―すごいですね!
途中から入ったんですけど、顧問の先生が育てるのが上手だったんです。勝つための戦略とかを立ててくださって、先生様々でしたね。
そこから高校に入学して、そこでも卓球部に入りました。私がいた時は県大会ベスト8くらいだったのですが、今は強くなって全国大会に出場するような強豪校になっています。当時、私はキャプテンを務めていたのですが、私自身は試合にはあまり出られるような実力ではなくて。でも、卓球が好きだったので卓球のことばっかり考えていた高校時代でした。
その後は短大に進み、栄養士の資格を取りました。社会人になってからは栄養士として働いていました。YouTubeを始めてからも途中まではYouTubeもやりながら栄養士もやっていました。でも、「栄養士って年取ってもできるかな」とか思い始めてきて。「今はYouTubeに集中してみよう」っていう感じで軽いノリでやっています(笑)。
最初は「食レポ動画」 YouTubeを始めたきっかけ
―YouTubeをはじめたきっかけはどういうものだったんですか?
YouTubeは最初、卓球ではないジャンルでスタートしたんです。
―そうなんですね!
そうなんですよ。最初は食レポの動画を上げていました(笑)。卓球スタートじゃないんです、実は。最初に動画をアップしたのは2020年の7月ぐらいでした。そこから8月の終わりぐらいに卓球の動画を初めてアップしました。
―YouTubeを始めようと思ったのはどういう経緯があったんですか?
私には歳が6つ離れた姉がいるのですが、その姉がプロ野球のチアリーダーをやっていたんです。いつも球場とかに見に行っていたんですよ、お姉ちゃんのことを。それで「何かを頑張っている姿って素敵だな」と思って。お姉ちゃんばっかり目立って悔しい!みたいな(笑)。
―ちょっとお姉さんへの対抗心みたいなものもあったんですか?
はい。(対抗心が)出てきてしまって、「私も何か頑張りたいな」と思ったことがきっかけでYouTubeを始めました。「負けてられないぞ」って(笑)。
「『卓キチ』さんは私のドラえもん」
―もともと動画編集などの知識はあったんですか?
全くパソコンも触れないし、タイピングもできないし、動画の編集技術もゼロでした。それでも「やってやるぞ」という気持ちで始めました(笑)。今では編集もすべて自分でやっています。
―すごいですね!
編集に関しては、YouTuberの「卓キチ」さん(=卓キチちゃんねる)とかに聞いたり、同じソフトを使ったりして、真似しながらやっていました。元々、私がYouTubeを始める前からチームメイトで、結構遊んだりしていたので。「卓キチ」さんは私のドラえもんみたいな存在です(笑)。
前編では「あおちゃんねる」こと菅原さんの生い立ちや、卓球YouTuberとしての活動を始めるきっかけについて深掘りしていった。後編では、「あおちゃんねる」のYouTuberとしての苦労や手応え、YouTuber以外の活動についての今後の展望などを伺っていく。
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